思索日記

本を読んで思ったことを書いてます。

出雲大社までヒッチハイク旅したら自己発見できた[出雲大社ヒッチハイク体験記/前編]

ふとした思いつきから内省と思索の旅へ。神奈川から出雲大社までのヒッチハイクで、予期せぬ自己発見を経験した4泊5日の記録。

はじめに - 旅の動機 -

10年友達関係が続いて、昨年頭から1年間付き合った恋人と年末に別れた。

失恋の詳細はどうでもいいので省く。付き合っている間も友達関係の延長のような関係だったので*1、恋人でなくなることはそんな哀しくなかった。

とはいえ気持ちが不安定になるリスクもあったので、別れたその日の夜中に友達のところに駆け込んで相談した。彼は中学生時代から数えて15年以上の友達。これまで彼に恋愛相談したことはないし、2人で話したこともそんなに多くなかった(仲良しグループのうちの1人、という関係性)。ただ、親身に話を聞いてくれる・自分の意見も伝えてくれる・前向きに話をしてくれる・頭が良く、助言が適切・それなりに恋愛経験ありそう という特性をもった人に相談したくて、記憶のデータベースから検索してヒットしたのが彼だった。 今考えるとめっちゃ打算的な理由!

恋愛相談だったはずが、気づいたら僕の内面を深掘りしてくれてすごくいい刺激になった。彼の独自の、人間の持つエネルギーに関する理論も聞かせてくれてめちゃくちゃ楽しかった。僕からも、普段から考えたりブログで書いているようなことを話して、喜んでくれた。中学生の頃からお互いを知っている仲だからこその洞察をたくさん教えてくれた。普段なら絶対他人と話さないような内面の話、自分の夢の話、社会についての考察、人間関係の法則などなど 僕がずっとやりたかった深い話を朝まで話せた。こういった話ができるのが幸せで、官能的にすら思えた・・・。

彼は僕の特性を「チャレンジングだよね」という言葉で表現した。そう、言われてみれば昔から僕は、他の人があまりやろうとしないチャレンジングな事を実行に移すのが好きだ。中学生ではゲーム作ろうとしてみたり、部活を作ろうとしてみたり、青春18切符でひとり旅しようとしてみたり*2。つい最近だって、会社の枠組みから外れて仕事を面白くするための無償の活動を会社内でやろうとしたこともあった。

「チャレンジングだよね」という彼の指摘は、この後行く旅行中の内省によってさらに洗練されることになる。

恋愛相談に乗ってくれた彼の、独特な「人間の持つエネルギー」の理論によると、気持ちが上向いている・高いところにいるときには当然エネルギーを持っていると言えるけれど、気持ちがだんだん下っているときにもエネルギーを持っていると言えるとのこと。面白い!ジェットコースターのイメージだね。物理で言うところの力学的エネルギーみたいだ。止まってしまうのが一番エネルギーが無くて、良くない状態とのこと。なるほどねぇ。気持ちが下っていても、そのぶんスピードがつくから、勢いを活用して次の高い山を登ることができるんだな。

下っているときにもエネルギーを持っている

そう考えると、失恋のエネルギーをどう活用してやろうか?と前向きに捉えることができる。

何をしようか?保留にしているブログ記事の執筆に手を出そうか?年始だし、新しい人間関係に手を出してみるのもいいな*3

一人で旅行でも行くか。前から乗りたかったサンライズ出雲にでも乗ってみる?それなら、出雲大社に縁結びお願いしに行こう。エネルギー余ってるし車で行っちゃおうかな。車で行く間、助手としてChatGPTに話し相手になってもらおう*4。いや、生身の人間のほうが良いな。せっかくだしヒッチハイカーでも拾ってみたら刺激的かな!?ていうか、自分がヒッチハイクすればよくね??

そんな感じで、わりと必然的にヒッチハイク旅に導かれたのだった。人間の心理って面白いもので、これを決めた段階で「ヒッチハイク旅もまたチャレンジングな性格を反映している」事に自分で気づいていないのだ!!外から見るとそんなことある!?って思うよね。

0日目 出発前 - はじめてのヒッチハイク - (2024年1月2日(火) 神奈川)

ヒッチハイクなんてやったことないし、周りにやったことがある人もいないので、とりあえずWebで検索して基本的なテクニックや持ち物について調べた。高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)を乗り継いで行くのが良さそうということ、いきなり遠くではなく小刻みに目的地を指定すると良さそうということ、スケッチブックなどに目的地を書いてアピールするのが効果的ということを学んだ。持ち物はスケッチブックとポスカの他は、変わった物は必要なさそうだった。他人に乗せてもらうので、身だしなみやエチケットには気をつけた方が良さそうとのこと。なるほど。

旅が未知すぎて計画が立てられないので、事前に高速道路のPASAを綿密に調べ、サンプル旅程を組んでみた。1日目は神奈川から姫路まで。2日目で姫路から出雲まで。途中どのあたりで乗り継ぐか、泊まれそうなのはどのあたりかも想定した。中国地方を横断するのが難しそうとかもこの時点で考えておいた。

出雲大社はもちろん目指すけれど、新しいことにチャレンジしている最中の心情の変化を記録することが重要だと考えた。1回目のヒッチハイクのドキドキは人生においてかなり貴重なものになるはず。それを余すことなく記録するために、旅の途中で気づいたこと・考えたことは都度メモするように心がけた。(この試みは大成功で、旅をきっかけに自分の内面を見つめ直し、自己発見につながった。)

計画できるのはそのくらい。あとは、バックパック・スケッチブック・ポスカの3点セットを買いに行くだけ!買いに行ったら絶対に実行すると決めていた。都合の良いことに (悪いことに) 近くのショッピングモールは1月2日からやっている。1月2日のうちに3点セットを買ってしまった。でも一歩目を踏み出せない。。結局1月3日には出発せず、着替えや荷物の準備を念入りにしてダラダラ過ごしてしまった。ヘタレな自分に少しへこんだ。

相棒のスケッチブックとポスカを買ってしまった

1日目 ドキドキから恍惚へ (1月4日(木) 神奈川 → 京都)

※ドキドキしたのでお題参加中: お題「最近ドキドキしたこと」

しっかり準備してしまったので、もう行くしかないと覚悟を決めた。出発地のSA近くまでバスが出ているのだけど、少しでも時間を長くとるために歩いて向かった。SAに着いたら、用はないけどフードコートを一周して、トイレに二回行った。フードコートでスケッチブック描くと邪魔そうなので、屋外の座れる場所を探してぶらぶら。椅子がそこにあるのはわかっているのに。いざスケッチブックに描こうとしたら、ポスカにインクが染みてない。またわざとらしくポスカを振りまくる。はじめての[のせてください!静岡]のスケッチブックを持って、いざトイレ前へ*5

はじめてのヒッチハイク。スケッチブックを持つ手が震えてたかどうかは覚えてない。通りかかったほとんど全員がこちらを見る。いや、見てくれる。みんな見てくれるのは意外と?うれしかった。恥ずかしいという気持ちはそんなになかった。相変わらずドキドキはしていたけれど、「ほら、楽しそうなことしてるでしょ?誰か一緒に旅行しませんか?」という感覚だった。

1組目 焼津に帰る、日本人とタイ人の国際結婚ご夫婦

15分くらいしたとき、タイ人の奥様が声かけてくれた。「しゅじんにきいてみるからまってて?」もちろん待ってますとも!でも待っている間も乗せてくださいアピールは継続。

5分くらいしてご主人と一緒に戻ってきた。MINIが似合う、おしゃれさん!60代くらいのご夫婦。はじめてのヒッチハイクでの移動。見知らぬ方に、静岡までご厚意で乗せていただけるなんて夢のようだ。

車内ではご主人のお仕事の話をいろいろ聞かせていただいた。焼津の水産会社に勤務されているとのこと。自分の知らない、国際的な/食品の/買い付けや流通の世界。入社当時のお話しも聞かせていただいた。途中のSAでたこやきとレッドブルをご馳走になった。何から何まですみません・・・。

ヒッチハイクでお世話になったご夫婦。ありがとうございました!

タイ人の奥様、途中の遅い車に対して「早く行けよ!!」って怒鳴ってた。ひえぇ。「優しい人」とはなんなのか?と深く悩んでしまった。

善性の発動条件 〜シンドラーを学んでわかったこと&わからなかったこと〜【44-12 COTEN RADIO シンドラー編12】 - YouTube

2組目 浜松に向かう、美容会社の社長さん

2回目のヒッチハイクでは早くもドキドキは半減。代わりに、自意識で恍惚とした気分になってくる。だって、車を降りてトイレに向かう人全員がこちらを見てくれて、用を足している間「ヒッチハイクの人いたな」とか「乗せてみようかな?でもこわいな」とか「ま自分には関係ないな」とか、多少は記憶に残るわけで。そう思うとなんというか、興奮してくる!w いま自意識が暴走してるわーというメタ認知もそのとき出来ていたけどね。

また15分くらい経過して、小さいPAで車通りが少なくて困っているのをみかねてか、1人の男性が声をかけてくれた。40代くらいのおしゃれさん。美容室にシャンプーなどを卸す会社を経営している、アクティブな方だった。浜松まで向かいますとのことで、割と遠くまで行けそう!と思ったけれど浜名湖よりは手前なんだよな。浜名湖には大きなSAがあるので、そこまで行きたかったけれど断念。一つ手前の、牧之原SAで下ろしていただいた。

3組目 名古屋に帰る年配のご夫婦

また20分弱経過。年配の女性が、「こういう方見るとかわいそうで・・・」ということで声をかけてくれた。なんか、、すいません・・・。 好きでやっているだけなので>< 気持ちはめっちゃわかる。

その後ご主人も来て、名古屋方面へ送ってくれることになった。以前カラオケ喫茶をご夫婦で経営されていたとのこと。なんというか、こういう属性の方が助けてくれやすいのか?

下ろしてもらった豊田上郷SAでごはん食べてたら、先ほどの女性と再開してみかんくれた。自分で食べようと思って買ったのにその場で開けて5個くれた。おいしかったです!帰るまでに食べきりました。

3組目のご夫婦。みかんありがとうございました。

4組目 仙台から旅行がてら京丹後へ帰るお兄さん

さらに姫路方面を目指し、スケッチブックを掲げるもぜんぜん声がかからない。夕方が見えてきて焦る。SAの屋台のおじさんが、「残念だったねー昨日なら多賀行ったんだけどねぇ」とのこと。声をかけていただけるだけで少しほっとした。スケッチブックを描き直して[米原]に変更。これならどうだろうか??

やっと声をかけてくれたのは、仙台までフェリーで行って、帰りはいろいろ旅行がてら寄り道して京丹後まで車で帰る途中のお兄さん。今日は横浜から帰る途中だったとのこと。愛車がキャスト(ダイハツ)は私の愛車のハスラー(スズキ)と似た系統なので、ちょっと親近感。

名古屋から高速乗り継いで京丹後に帰る途中なので、米原で下りる予定はないのだけど、なんと米原駅まで送ってくれるとのこと!めちゃくちゃありがたい。いいのだろうか・・・?と思ったけど、外が暗かったしご厚意に甘えることにした。

米原駅近くで泊まることもできたけど、電車で京都まで移動して京都泊することにした。緊張疲れから解放されて、倒れるように眠りについた。

今日の気づき

僕は、「自分で考えたゲームで遊びたい」人のようだ

先ほども書いたようにスケッチブック持って「乗せてください!」しているときに自分が考えているのは、「面白そうなことしてるでしょ。こっち見て!!」ということだった。この感情に自分で気づいたのと同時に、恋愛相談のときの、あの「チャレンジングだよね」という言葉がつながった。

僕は、ひょっとして「自分で考えたゲームで遊びたい」のではないか?

はじめて自分の真の特性の1つを言語化できた。複雑に絡まった結び目がするするとほどけた時のような喜びがあった。幼少期から今に至るまで、自分が楽しんでやってきたことの多くがこれで説明できる気がした。単にチャレンジングなのではなく、他の人の手垢があまりついていない新しい遊びをやりたいんだ。そのためなら新しい遊びを自分で考えることもする。大人気の映画や漫画やゲームにハマりにくいのもこれで説明がつく。ゲームを作ろうとしてみる、部活を作ろうとしてみる、Twitterbotを作ろうとしてみる、哲学書を読み漁る、本気でブログを書いてみる。こういった遊びをやっていたい。

あと、ひとりでいることが好きというわけではないことも見えてきた。以前”チャレンジングな”旅行として、スマホを持たずに旅行してみたことがあった。あれはあれで良かったけど、誰かとの交流があまりなくて物足りなさも感じた。できればこの「自分で考えたゲーム」は、他者を巻き込んでやりたい。でも自分で考えたゲーム性のほうが大事!それを崩されるのが嫌なので、他人主導の新しいプロジェクトにはそんなにハマれない。単に新しいものが好きというわけではないみたい。

いやぁ、自分探しの旅で自分が見つかること、あるんですね!!!!*6

2日目 哲学の道で哲学 (1/5(金) 京都市内)

1日目で京都まできた。結構順調?

昨日の夜はすぐ寝てしまった。想定では昨日のうちに姫路くらいまで到達していたかったけど、そんなに悪くない出だしだな。せっかく京都にいるんだし、午前は京都ぶらぶらして、午後に姫路か岡山くらいまで行こうかな。シャワーを浴びて、ゆっくり朝食をとっていたら結構時間が過ぎてしまった。

そういえば、哲学・心理学が好きになってからはじめて京都に来た。今回はとことん考え事したいし、哲学の道をぶらぶらしてみよう。何も起きないと思うけど・・・w

それっぽく「超相対性理論」のPodcastを聞きながら歩いてみた。

‎超相対性理論:Apple Podcast内の#127 演技するとはどういうことか?/ゲスト:石田淡朗さん(その2)【超相対性理論】

南禅寺のあたりから歩き始めて少ししたら、謎のおじさんが草船を作って水路に流していた。声をかけたら、自分にも1つくれた。ひっくり返らずに流れていったら良いことが起きるんだって。

写真の撮り方まで丁寧に教えてくれた

京都観光では、自分の干支に一致するものを探してみるといいよと教えてくれた。すぐそばの大豊神社に寄ってみなさいと言われたので、普段ならスルーしちゃうけどまあ時間もあるし、ご縁が欲しくて旅行しているんだしと思って立ち寄ってみた。こまどり(狛鳶 こまとび )がいた!

哲学の道を歩いてすっかりアカデミックモードになったので、その足で京都大学の生協に寄ってみることにした。書店の品揃えはさすが京都大学でも自分なら丸善でいいやww 学食はびっくりするくらい安くて羨ましいと思った、あと学生さんはラーメンとかカツカレーとかばっかり食べているかと思ったら案外健康に良さそうな定食メニューを組んでいて感心した。

午後、いよいよ路上ヒッチハイク

昼食後、事前にGoogleMapとにらめっこして探しておいた、ヒッチハイク出来そうな場所へ移動。当該地点は国道1号沿いのガソリンスタンドの近く。ガソリンスタンドに入るお客さんが目に留めてくれたら、給油している間検討し、OKであれば声をかけてくれるかもしれない。我ながら結構良い場所だ!と思った。[姫路]と書いたスケッチブックを図上にあげてみた。早く気づいてくれるといいなと思ったら、ほんの数秒で後ろから誰か声をかけてくれた!「お客さん、ここ危ないんでやめてもらえます??」

許可を取るなんてすっかり頭になかった。そりゃそうだ。ここは大通りで、店舗の前だ。せめて一声かけておけば・・・。他の候補地を見繕っておくのを忘れていた。とぼとぼ歩き、近くを見渡してみたり、再度GoogleMapを眺めてみたりしたけれど、いい地点をすぐに見つけることはできず。

この頃ようやく、道を走っている車のナンバーを観察してみようという発想が生まれてきた。京都ナンバーが半分、神戸ナンバーが残りの半分、続いて滋賀、大阪、あとはバラバラ。姫路に向かう車なんてそもそもなかったんだ・・・w*7 昨日は割と順調に移動できたので、ここではじめて少し心が折れた。京都までこれた時点で、割と半分以上目的達成かもしれない・・・。姫路まで電車で行ってしまおうかなとも思った。

安宿でいいのでとドミトリーを押さえた。結構良かった!

まだ始まって2日だし、もう一日京都ステイして、明日気を取り直してリトライすることにした。昨日はしっかり目のホテルに泊まってそこそこお金を使ってしまったので、今日は安宿でいいやと考えた。祇園のそばにある、外国人も多くとまるドミトリーに宿泊。

ドミトリーのスタッフさんに、すごく変な質問をしてみた。「あの、私ヒッチハイクで移動していて出雲大社を目指しているんです。新名神の宝塚北SAって、この辺りの人は使いますか?」「宝塚は・・・なかなか用がないねw 岡山とか姫路ならいるかもしれません」「そうですか。地図見ててなんとなくそんな気がしたので、念のため聞いてみました」「頑張ってください。ちなみに私もヒッチハイクしたことがあるんです」うおぉまじで!?先輩いろいろ教えてください!!お話しをうかがうと、窓トントンの方が打率いいらしい*8。なるほど。本当に困ったらやってみようかな、勇気は出ないけど。。

キレイで静かで必要十分な設備で、自分にとってはかなり良い宿だった。京都に連泊するときには、また行ってみようかな。

www.ryokanhostel.com

今日の気づき

普通の旅では満足できなくなってしまったよ・・・

昨年の夏に青森までスマホ無携行で旅行したときから、もう単なる旅行では満足しにくくなってきてしまっているのかもしれない。以前は、自分で計画して、宿を予約して、というだけのシンプル遠出で満足できた。自分で一から旅程を組んで、その通りに旅行するのは慣れきってしまい、その結果新しい刺激を求めるようになっているのだと思う。次にまた一人旅するときには、また新しい遊びを考えてからにしよう。

他者との交流に飢えているけど、誰でもいいわけではないのかも

1日目も2日目も、初対面の方と話す機会に恵まれた。他者との交流を増やしたくてヒッチハイク旅を開始してはみたものの、ただやみくもに話す機会を増やしたいわけではないことがちょっとずつわかってきた。ヒッチハイクで出会った方は、もう二度と会うことは無い。面白い話はたくさん聞けるし、こちらからも刺激を与えることが出来ている感覚はあるのだけれど、やっぱりある程度の継続的な関係を築きたい。ヒッチハイクなんてやっている場合じゃない。

‎超相対性理論:Apple Podcast内の#37 寂しさとは何か(前編)【超相対性理論】

こちらのPodcastで話している、「空虚感」という表現が結構近いのかもしれない。恋人と本気で話したり、友人と恋愛相談したりみたいな、”うわべだけじゃない”関係がもっと欲しいのかも。

人間関係で「本当の自分」をどこまで出すか?

これも、哲学の道を歩きながら聞いた超相対性理論から。

‎超相対性理論:Apple Podcast内の#127 演技するとはどういうことか?/ゲスト:石田淡朗さん(その2)【超相対性理論】

対人関係において、相手のことをうわべだけだな・演技しているな と勘づいて幻滅してしまうことがしばしばある。前述のように、自分はたぶん「うわべだけじゃない」関係に憧れていて、相手のそういう態度に敏感なのかもしれない。

でも、この番組内では、「誰でも普段から演技してるよね。職場と家庭と友人の前ではキャラクターは完全に一緒じゃないでしょう」と話していて、それも納得。本音で話すことと、”演技する”ことは両立し得るのかもしれないね。

あと、「うわべだけじゃない」関係に憧れているといいつつ、お互い素っ裸の姿を見せ合った時に、100%すぐに受け入れられるかというとそれは別問題かと。理想は受け入れたいけどね!でも自分は完全な人間じゃないので、「本音で向き合ってくれてありがとう。でもあなたのその部分はちょっと見たくない・・・」と言ってしまうこともある。相手のことを赦したい、でもどうしても受け入れられない!というジレンマ。*9 既婚の皆様はどのように乗り越えていらっしゃるのでしょうか??*10


後編へ続く。同年代ドライバーとの素敵な出会い、お金と幸せの関係についての新たな気づき。そしてラスボス中国山地との勝負の行方やいかに!?

tomato10.hatenablog.com

*1:僕は不本意だったけど!!

*2:比較的やる人が少ない、程度の意味。やる人はもちろんいっぱいいるよね

*3:ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティに入ろうか迷っているのです

*4:恋愛相談の前後、ChatGPTの有料版で音声会話により壁打ちしてもらうのにハマっていた。

*5:高速SAのトイレ前は、大抵のSA利用者が通るので人目につきやすい。

*6:自分探しの旅のつもりはなかったけど

*7:曜日にもよると思われる。この日は金曜日

*8:停まっている車のところまで行って、窓トントンして、乗せてくださいって一人ずつ声をかけていく手法

*9:「相手のことを受け入れられない自分」を受け入れなかったら、自分のことを嫌いになってしまう。そっちのほうがやばそう。

*10:結婚することが次第に当たり前でなくなってきているので、年代によって意見が分かれそう。ご年配の方はこの悩みには共感しづらいと思う。「受け入れたくなかったら、受け入れなくてよい」という選択肢があるのとないのとでは、人生の選択が全然変わってくる。